ケミカル品は〇〇と隣り合わせ/汚れとの格闘

テーマ:スタッフのつぶやき

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こんにちは、
リボルト静岡店主の櫻井です。

コーティング施工時の注意点として
ケミカル品を使用しても問題ない材質か?
メッキや艶消し部への染みの固着はどの程度か?

作業の中で特に怖いのは
材質自体へダメージを与えてしまう事。

先日、グリル部に付着した染み跡を
手作業で少しずつ取っていったのですが、
ふと思い出したことがあったのでお伝えしてみようと思います。
ご興味のある方は一読頂けますと幸いです。

 
 
【ケミカル品の怖さについて】

世に出回っている通販物の溶剤やケミカル品。
洗浄力の高さをYOUTUBEで紹介している動画をみて
信用しきってしまうユーザーの方々には
本当にその商品が使用箇所に適切なのか。
この判断を気を付けて頂きたい。

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なぜなら、
何でも汚れが落ちる溶剤は

”危険とも隣り合わせ”

で、あるからです。
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最近の車両部品はコスト削減の影響もあるのでしょうが、
メッキやゴムパーツ、樹脂、レンズなど
以前よりも耐久性が落ちている物が存在します。
ケミカル品で表面加工部を
簡単に痛めてしまう場合もありますから

どれが、どこに、適切なのか。

この判断はとても難しく、
我々コーティング業界の人間は様々な商品を
・見て、試して、
・使うべきか、避けるべきか、
経験や過去の失敗から
学んだ知識を数多く持っていますが、
上記理由から
強いケミカル品というのは私はあまり好みません。

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特にここの所、
YOUTUBEでみたケミカル品が凄くいいよ!とか、
YOUTUBEでこんな方法で綺麗にしてたよ!とか、

簡単にその情報を信じてしまう方が多い気がします。
さらに残念なことに、こういった場合、
数多くの車両とトラブルケースを見てきた私が
注意喚起を行ったとしても
YOUTUBEの情報を優先されてしまうことがあります。

そしてご自身で実践した結果、
思わぬ所で色落ちやタダレ跡が生じ、修繕不可。
なんてご相談もある程です。


以前、読んだことのある人間心理の本の中で、
「人というのは誰かに聞いた情報よりも
 自分で探し出した情報を優先しやすい」
こんな感じの一説がありました。

例えば、

英語を勉強している人に
「凄く内容がわかりやすい参考書があるからオススメよ!」
と実際に経験し、
絶賛している友人が伝えたとしても、
その人がインターネットで
「英語・わかりやすい・参考書」などと検索してヒットした中で、
まだ中身がわからないにも関わらず
紹介内容やレビューをみて、選びに選び抜いた参考書のことを
コレだ!コレが一番だ!
などと、探し出したプロセスが強ければ強い程、
その商品価値を自分で高めてしまうという人間心理。


こういうやり方がいいですよ~。
と聞いたり、教えてもらったりしても
ついつい自分が探した情報をもとに自己流に走ってしまう。

自分もその気持ちがわからなくはないので
こういった場面には、コーヒーでも飲んで
一度落ち着いてから行動するようにしています。


決してYOUTUBEの情報が悪いワケではないのですが
車用の洗浄剤・ケミカル品の中には
非常に強い成分を含むものが数多くあります。
見つけ出したその情報を安易に鵜呑みにせず、
適切な使い方を心掛けて頂きたいと思います。


※追伸
リボルト常連のお客様へ
お持ちの新しい溶剤や、ケミカル品など
使わずに残っている物がありましたら
処分する前に是非お声掛け下さい。
脳内容量が不足しがちな私でありますが、
様々なものを試して学ばさせて頂きたいと思います。


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