デモカー トヨタ 86 ボンネットハーフ施工過程 【リボルト熊本】
こんにちは!
ガラスコーティング専門店【リボルト熊本】村田です。
今回もデモカー製作にあたる施工過程をブログにてアップいたします。
前回、ホイールの清掃からコーティングを行う流れをお届けいたしました!
今回はテーマは
『ボンネットのハーフ施工』
です。
普段、お客様の許可を頂き下地処理前と下地処理後
つまりコーティングを行う前段階のBefore&Afterのお写真をマスキングにて分割し撮影させていただくことは多々ありました。
しかし今回はデモカーということで特別に【下地処理前×コーティング施工後】までを半分行い、艶がどこまで復活することができるかを検証したいと思っています。
ではまず現状をおさらいしましょう。
新車購入から約10年、ほぼノーメンテナンスでここまで来たという86のボンネット。
水垢はもちろん、擦り傷、飛び石、ウォータースポットで塗膜が侵され新車の艶はどこへいってしまったのかと思うほど艶がなくなってしまっています。
この状態ではいくら洗車や艶出し材を塗布したところで根本的な解決にはならず、むしろワックスに含まれる油分の酸化や劣化で更に塗膜への悪影響が考えられるので逆効果です。
根本的に解決するには再塗装もしくは研磨作業となるのですが再塗装となると修理費用が高額になってしまいがちなのであまり現実的ではないですよね。
これだけ劣化した塗膜がどこまで表面研磨とコーティング塗布でどれだけ復活することが可能か是非見て頂こうと思います。
【鉄粉除去】
ポリッシングを行う前に普段は塗膜に傷が入るリスクを抑えるため、鉄粉除去スプレーを使用し鉄粉を除去するのですが、表面のザラツキがひどくとてもじゃないですが鉄粉除去剤の塗布では追い付かなさそうです。
シャンプー洗車を行う過程で仕方なく鉄粉除去の粘土を使用し、どれぐらい除去できるのかあえて面を変えず使ってみましたが…
ボンネット1枚でこの鉄粉の量です。
さすが10年分の蓄積。ここまで鉄粉が付着していると悪い事しか起こりません。
【マスキング】
次にに、ボンネット半分マスキングし、処理を行わない境界線を作ります。
【ポリッシング】
マスキングを終えたあと研磨作業を開始するのですが、ポリッシングを行うにあたって研磨を行う機材は大きく三種類あります。
♦シングルポリッシャー
♦ギアアクションポリッシャー
♦ダブルアクションポリッシャー
さらに研磨パッドも複数種類、コンパウンドも複数種類あり、その組み合わせでその時に合った最適な研磨を行うわけです。
先ほど申したポリッシャーの種類は上から順にシングルポリッシャーは研磨力が強く、下のダブルアクションポリッシャーは仕上げ磨きとして使われます。
普段お客様のお車でシングルポリッシャーを使用することはほとんどありません。
その理由は【研磨力が強いため】
塗膜が薄くなる危険性が高いからです。
塗装の膜厚は無限にあるわけではなく当然限られています。
その限られた塗膜の中、必要最小限の研磨で最大の艶を引き出すのがベストなのですが、今回は塗膜の状態が非常に悪いためあえてシングルポリッシャーを使用します。
シングルポリッシャーを使用すること自体もちろん悪ではないのですが3種類の機材の中で一番扱いが難しというところがシングルポリッシャーを使用したがらない人が多いというのも事実なのです。
しかし私はすでに業界13年の経験を持っておりポリッシングには自信をもっております。
適材適所の機材、コンパウンド施工方法で最大限の艶を引き出します。
シングルポリッシャーで荒磨きし表面の不純物を除去。
その後、ギアアクション、ダブルアクション、複数の研磨パッドを織り交ぜながら表面をフラットに慣らしていきます。
時間をかけ丁寧に丁寧に
段階的に艶を上げていくと…
ここまで復活することが可能なのです。
見事に同じボンネットとは思えないほど艶が復活しました。
ウォータースポットで侵されたクレーターまで完全に除去することはできなかったのですが、ツヤは段違いです。
さらにここから脱脂清掃後、コーティング施工を行います。
【コーティング施工】
すると下地処理後の艶から更にワンランク上のガラスコーティング特有の透明感ある艶を引き出せました。
ここまでくると新車と遜色ないかもしくはそれ以上の輝きです。
新車納車がどうしても長くなってしまってしまう昨今の世界情勢。
今乗ってる車をもう少し乗りたいけど塗装がくすんでしまっているのが気になるんだよなーという方、リボルト熊本にお任せいただければ最大限の艶を引き出すことが可能です。
是非一度ご相談ください!
必ずご期待に添える結果に致します!
細部に宿る『魂』と、プロの技術で『嬉しい』を。
【リボルト熊本】
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